恋は Step by step

作詞曲 宮村 克彦

1 おしゃれなSunday 街角二人 照れては見つめ 始めてのデート
澄んだBlue sky ホワイトブラウスに モスグリーンスカーフ 着飾って
振り向く貴男はもう大人顔で 感情を馳せれば せつなくなる
あーなた 愛してる 遠く遠く遠く遠く連れて行って
恋に恋する乙女は卒業だわ 通い合うEmpathy 恋は Step by step

2 ロックは鼓動 波打つリズム 出ては燃え帰る 愛のBlood flow
古き良き時代 平成16ビート ピュアなfeelingは 8ビートで
私の心に光るトレジャー 貴男磨けば ヴァイオレットルビー
あーなた 愛してる 強く強く強く強く抱きしめて
二人距離感 思い出作りで縮めよう スローなEmpathy 恋は Step by step

ロマンチックナイト 二人寄り添った ベンチで見上げる Shinning star
夢はファンタジー 言葉はサイレントでいい 新しい明日に 恋は Step by step

(解説)
 少女から大人の女性へ変わる乙女心を「恋はStep by step」として曲にしました。もともと、インストでメロディーが先に出来ていました。曲調からイメージを拡げ、大脳をフル回転させ直感的に言葉を埋め込んでいった結果、初期のAKB48が歌えば良いような曲に仕上がっていきました。グループで歌う場面、 個人のソロで歌う「あーなた 愛してる 遠く遠く遠く遠くへ連れて行って」を熱唱する場面をイメージしての曲作りとなりました。レコードにするならB面かなと勝手に思っています。
 多くの英単語を使っています。皆さんご存知の方も多いかと思いますが、ちなみに、Step by stepは「徐々に」、Blood flowは「血流」、Empathyは「共感」です。英語にすれば良いカタカナも多く使っています。多種多様な曲作りとしたいと常日頃思っているので、曲として仕上げるまで長い時間がかかってしまいました。
 作詞をするに当たって、時代の感覚を掴みながらの作品作りに苦労をしました。初デートで具体的な内容はほとんど詩の中に入れてません。しいて言うならば、着飾ったことと夜輝く星を見た程度で残りはほとんど心情表現にしました。具体的な内容は、思い出作り一言で片づけています。映画、コンサート、食事に行ったとか等リスナーの方に想像してもらうことにしました。その実、短い曲の中で具体的な場面を駆使することは難しかったです。
 この曲は、私が歌っていますが、キーを上げて、若い女性グループが歌った方が良い表現になると思います。では、聞きづらいところもあるかと思いますが、デモテープ盤「恋はStep by step」を私の声でお楽しみください。