弾(はじ)けたハートでOK

作曲 宮村克彦

(解説)
 この曲は、高度なギターテクニックが必要です。私のテクニックを向上すための練習曲と軽く考えて作曲・アレンジそして、演奏にチャレンジをしましたが、なかなかの難敵で、妥協の演奏となりました。8連譜にもチャレンジをしましたが、早弾きは強敵です。しかし、指は結構動くようになるものだとも思いました。陸上競技の100m走は、年齢が高齢になるとスピードが目に見えて衰えるものですが、ギターの指先のスピードは、練習次第で速まってきます。今回、後半部分の4小節に8連譜を入れてみましたが、ハウマリングを駆使してそれとなしに弾けました。将来的には、タッピングを完全習得して8連譜を今よりはもっとスムースに弾けるようなりたいと思ってます。逆説的になりますが、美しい曲作りをすることが私のモットーなので、超早弾きにはそんなにこだわっていません。ただ、スローな曲をより美しく演奏するためには、早弾きが出来ないとより美しく表現できません。ジェフベックによるスローな曲の演奏は、ピカイチです。基本的な左指と右指のマッチングによるトレーニングを重ねることが大切です。これから、5連譜、6連譜、7連譜、8連譜もマスターしていきたいと思います。
 この曲は、サンバのリズムでアレンジがしてあります。サンバと言えばリオのカーニバルを思い浮かべますが、陽気に弾(はじ)けることは時には大切です。「弾けたハートでOK」は、型にはまりきるだけでなく、クリエイティブな奇想天外な心も大切だよ。長い人生を生きていくには、素直な心であれば弾けることがあってに良いことをテーマにしています。きっと、一人ひとりの独自性が発揮される時は、生命(いのち)が燃焼して弾(はじ)けている時です。私のハートが燃焼して「弾けたハートでOK」の曲が生まれました。作品としては、再アレンジの必要性を感じていますが、これからの課題です。では、途中段階ですが「弾けたハートでOK」をお楽しみください。