哀愁のメモリー
作曲 宮村克彦
(解説)
次が予想できない「あれっ」と思うアレンジをしようと思ったので苦労をしました。当初、主旋律を生かして60年代のスクリーンミュージックをイメージして取り掛かったのですが、知らず知らずの内に歌謡演歌に仕上がりました。昭和時代、外国映画「夜霧のしのび逢い」のバックミュージックをクロードチアリがギターで弾き、大ヒットしたことが子ども心に印象に残っています。「夜霧のしのび逢い」のようなヨーロッパサウンドにしようと考えていました。曲名を「哀愁のメモリー」としたのは、ヨーロッパ風にとアレンジを行う前から決めていたのでそのままにしました。ところが、アレンジを真夜中に行ったもので、想定外のサウンドになりました。無意識の内に私の感性が演歌、演歌へと導きました。仕上がってみると、歌謡演歌的なサウンドになりましたが、私の独自性として良しとして妥協をしました。哀愁のメモリーは、年代・場面が違えども皆さん誰もが持っていると思われます。
では、お楽しみください。