Jumping Boy

作曲 宮村克彦

ぼくらの 須金
作詞 河村 良平(当時 須磨小4年)
作曲 宮村 克彦
1 須金に来たらいいことがある
おいしい空気がいっぱいすえる
高い山がいっぱいあるし
錦川でも釣りができる
夜には星がいっぱい見える
楽しい僕らの須金の町2 須金に来たら元気になれる
梨とブドウが食べられることだし
栗と松茸も食べられることだし
須磨小学校で野球もできる
友達なんかがたくさんできる
楽しい僕らの須金の町     (間奏)友達なんかがたくさんできる
楽しい僕らの須金の町  僕らの町 オーイェー
楽しい僕らの須金の町  僕らの町 オーイェー
楽しい僕らの須金の町  僕らの町 

 上記の「僕らの須金」は、「おいでませ 須万の里」「峰畑風景図」と同様にほぼ30年前に生まれた曲です。「僕らの須金」は、当時、徳山市立須磨小学校で「みんなで創ろうふるさとの歌」に取り組んだ時に生まれた曲です。子ども達の詩に5曲ほどメロディーをつけ、お昼の放送で流しその後、まだまだ多かった全校児童投票で第1位になった曲です。この曲は、当時、子ども達が選んだ学校の代表曲として掃除の取り掛かり曲として、又、全校の愛唱歌として親しまれました。私にとっては、学校で作った最初のChild Popsです。しかしながら、この曲も時代の流れと共に児童数減少等で詩自体が今にそぐわないものとなりました。そこで、今回、ギターインスト「Jumping Boy」として創り直し再復活させることにしました。
 作詞者の河村君は、素直で前向きで根性を兼ね備えた少年として学校生活を過ごしていました。放課後は、スポーツ少年団ソフトボールのピッチャーとして活躍をしました。当時は、小規模校の学校でありながら、周南地区では、大規模校も含めて敵なしの強いチームのピッチャーでした。チームの監督であった土木建築会社の専務さんがキャッチャーになり夜遅くまで師弟関係のようにウインドミル投法の練習をしていた光景が今でも私の脳裏に残っています。現在、河村君は、おじいちゃんの話では公務員になり、全国を転々と飛び回っているようです。夏休み、「ぼくらの須金」を須磨小学校の先生方と教室で多重録音をする時もファイト満々で歌い上げ、私達教師を感動させました。「ぼくらの須金」は、もう、The TeachersのWEBページに収録していませんが、河村君の小学校時代のイメージと重ね合わせ「Jumping Boy」として、再アレンジ・再録音を行いました。
 「Jumping Boy」のアレンジ・演奏では、非常に苦労をしました。この曲に使われているC-Am-F-G7は、基本中の基本としてPops、Fork Songでよく使われるコード進行です。これを現代流にギターインスト曲として仕上げていくことは、私にとって非常に課題が高いものでした。基本のリズムはバッキングでサンバを使っています。そして、いろいろなギターテクニックを駆使しています。全体的には、メジャー・ペンタニック・スケールを基調として、ハウマリングとプディングを駆使して速弾きを行っています。新たな試みとして、ギターアームを使ってメロディーも奏でています。ハーモニックスを使ってメロディーを奏でています。音程がやや不確かなところもありますが妥協をしました。又、曲全体を通して、グルーブ感を意識して演奏を試みましたが、今一つ、乗り切れていないところがあります。指さばきとピッキングの基本練習が自分のものになっていないことがその要因として考えられます。これからの課題です。
 では、まだまだ未熟な演奏ですが、「僕らの須金」から生まれ変わったChild Popsギターインスト「Jumping Boy」をお楽しみください。