もどかしくて
作曲 宮村克彦
(解説)
国語辞典では、「もどかしい」は、「自分の思うようにならず、じれったく、いらいらし、はがゆい気持ち」と出ています。曲のタイトルを決める時、作曲・編曲をしながら私自身、もどかしさを感じさせるフィーリングに仕上がったので決めました。ビートルズ解散後のジョン・レノンの曲に「Jealous Guy(ジェラスガイ)」と言う名曲がありますが、メロディーが似ていないのに関わらず私の中ではフィーリング的に一致するものがあります。ジョン・レノンの曲は、メロディーが優しくて美しいです。出来るだけ優しくて美しいメロディーになるように努めましたが、ハードルが高く、作曲段階で、もどかしい気持ちになりました。
アレンジは、エリック・クラップトン風にしました。主旋律は、一音ずつ音が下がっていく単純なメロディーで作っていますが、ロック風にしたことで、「もどかしさ」を表現するのに良かったかな?と私自身気に入ってます。曲全体では、変則コードを使っているのでギター演奏は難しかったです。サビの部分で私が思うような速弾きが出来ずこれももどかしさを感じさせる要因となっています。イントロ・間奏・エンディングは、クラップトン風なギター演奏をしているので、余計に単純な主旋律が、耳に残ります。
皆さんには、「もどかしくて」がどのような聞こえるでしょうか?人それぞれ感じ方が異なると思います。では、お楽しみください。