俳句唄「豊かな心 波野の人」 「波野小学校」

俳句・朗読 波野小児童
作曲 宮村克彦

1  だいこんさん 大きくなるよ おめでとう  秋の時期 勉強たくさん うれしいな
天の川 早く二人を 逢わせてね   仲直り お兄ちゃん 

2  ひまわりさん 大きくなって 遊ぼうよ  帰り道 みんなで歌う 楽しいな
夏休み 海へ早く 行きたいな  うれしいな お姉ちゃん 

3  プールの日 ふわっと浮かんで 気持ちいい  霜柱 ジャリッと音が 面白い
木の枝が 赤や黄色で 温かそう  また明日 仲間達 

4  ネギぼうず 栗のいがに 似ているな  お姉ちゃん いつもしゃべって セミみたい
秋風に 誘われて寝る 夢の中  優しいな お母さん

5  夏祭り 花火みながら かき氷  ひんやりと 夕方の風 赤い空
寒空に カラスが狙う 柿一つ  頑張ります お父さん 

6  桜の木 今か今かと 待つつぼみ  紫陽花が 雨だ雨だと 上を向く
白い息 寒いと姿を 現した  おはようさん おじいさん 

7  秋のセミ 勉強の時間と 鳴きだした  金木犀 秋一番の 香水王
初雪が もみじと一緒に 降ってきた  帰りました おばあさん 

8  稲を刈る そばで虫達 大騒ぎ  しもやけよ 早く治ってよ 春を待つ
トンボの背 夕焼け空と おそろいだ  有り難う 波野の人

9  登校中 栗もあくびを しています  風が吹く 稲の香りは 母の髪
コスモスが 私キレイと 聞いてくる  生きてます 私です

(解説)
 俳句唄セカンドバージョンです。バッキングのBGMに合わせて、伝統的に取り組んでいる俳句の朗読です。一人の児童の作品3編と最後に4小節の歌声を入れ俳句唄としました。歌声の部分では、波野に住んでおられる人達への思い、最後に、だから「生きてます 私です」と結びました。子どもらしい素朴な感性に溢れた俳句が、この作品の完成度の良さを導いたと思ってます。

波野小学校